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検査項目解説

検査名 1,25-ジヒドロキシビタミンD3/1α,25-ジヒドロキシビタミンD/活性型ビタミンD
英検査名 1,25-Dihydroxy Vitamin D3/1,25-Dihydroxy Vitamin D
検体基準範囲 血清:早朝空腹時の採血が望ましいが、通常の食事であれば食後の採血でも影響はない。ビタミン剤の服用の有無を確認する。採血後速やかに血清分離を行い直ちに測定するか、-20℃以下で冷凍保存する。室温では72時間程度まで安定である
成人(20.0~60.0pg/mL)、小児(20.0~70.0pg/mL)
測定法 RIA
基準範囲出典 1.Fraser WD et al:Ann Clin Biochem 34:632~637,1997
2.鈴木 正司 他:臨床透析 143:371~376,1998
3.Endres DB, Rude RK: Vitamin D and its metabolites. In Tietz Textbook of Clinical Chemisty. Third edition. Edited by CA Burtis, ER Ashwood. Philadelphia, WB Saunders Company, 1999, pp 1417-1423
4.Bringhurst FR, Demay MB, Kronenberg HM: Vitamin D (calciferols): metabolism of vitamin D. In Williams Textbook of Endocrinology. Ninth edition. Edited by JD Wilson, DW Foster, HM Kronenberg, PR Larsen. Philadelphia, WB Saunders Company, 1998, pp 1166-1169
5.国立健康・栄養研究所(監):厚生労働省策定 日本人の食事摂取基準(2010年版).ビタミンD.第一出版,2010,pp124-129
解説 ビタミンD3はビタミンDの代謝産物の一つで活性型ビタミンDとも呼ばれ、小腸からのCa吸収を促進することで血中Caの恒常性維持作用を持つ。ビタミンD代謝物のなかで最も高い生理活性を示し、病態を良く反映するため、原発性副甲状腺機能亢進症と癌性高Ca血症、ビタミンD依存症Ⅰ型とⅡ型の鑑別、慢性腎疾患におけるビタミンD投与時のモニタリングなどに有用である。腎に於けるビタミンDの活性化は、血清中のCa、リンの濃度とPTHなどで調節されているため腎や副甲状腺に障害があると、活性化が不十分になり骨疾患が発症するので、ビタミンDの活性化障害が存在するか否かの判断に有用である。
高値(血清):アルコール依存症、強直性脊椎炎、原発性副甲状腺機能亢進症、サルコイドーシス(高Ca血症を伴う)、腎移植、先端巨大症、粟粒結核、特発性高Ca血症(小児)、肺結核、非ホジキンリンパ腫、ビタミンD過剰症、ビタミンD依存症II型
低値(血清):HIV感染、アルコール依存症、肝硬変、肝癌、急性腎不全、くる病(小児)、原発性低リン血症性くる病、骨折、骨軟化症(成人)、骨粗鬆症、腫瘍性高Ca血症、腎移植痛風、非ホジキンリンパ腫、ビタミンD欠乏症、ビタミンD依存症I型、ビタミンD抵抗性くる病、副甲状腺機能低下症、慢性腎不全、慢性腎不全

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