検査・診断Matrix   ご利用の前に  利用方法  検体略号  参考資料
会員
ログイン
新規
会員登録
会員登録について][登録情報
 HOME > 検査項目解説

検査項目解説

検査名 抗環状シトルリン化ペプチド抗体/抗CCP抗体/抗シトルリン化ペプチド抗体
英検査名 Anti-Cyclic Citrullinated Peptide Antibody
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、冷蔵保存する。不活化検体は使用できない。
血清:4.5U/mL未満
測定法 CLEIA
基準範囲出典 1.山下 里美 他:医学と薬学 66(3):569-576,2011
2.三森経世:関節リウマチにおける特異的自己抗体─抗CCP抗体を中心に.竹原和彦ほか(編);リウマチ・膠原病最新トピックス.診断と治療社,2005,pp89-91
3.Banal F, Dougados M, Combescure C, Gossec L: Sensitivity and specificity of the American College of Rheumatology 1987 criteria for the diagnosis of rheumatoid arthritis according to disease duration: a systemic literature review and meta-analysis. Ann Rheum Dis 2009 July;68:1184-1191
4.Schellekens GA, Visser H, De Jong BA, et al: The diagnostic properties of rheumatoid arthritis antibodies recognizing a cyclic citrullinated peptide. Arthritis Rheum 2000 Jan;43(1):155-163
5.Visser H, le Cessie S, Vos, K, et al: How to diagnose rheumatoid arthritis early: a prediction model for persistent (erosive) arthritis. Arthritis Rheum 2002 Feb;46(2):357-365
6.三森経世:関節リウマチにおける特異的自己抗体─抗CCP抗体を中心に.竹原和彦ほか(編);リウマチ・膠原病最新トピックス.診断と治療社,2005,pp89-91
解説 この検査の目的は関節リウマチの早期診断である。抗CCP抗体は関節リウマチに特異的な自己抗体で、発病後数年経過した関節リウマチでの陽性率は70~85%と高く、他の関節疾患での陽性率は10%以下であるので診断に有用である。ただし、関節リウマチの診断はアメリカリウマチ協会の診断基準に従っているため、この検査は採用されていない。臨床的には関節リウマチの症状を持つが、RA因子陰性の患者に試みる検査である。また、抗CCP抗体は関節破壊予測因子の一つで、抗体力価が高いほど関節破壊が強い。異常値を認めたらCRP、ESR、MMP-3などを測定する。
高値(血清):関節リウマチ、関節リウマチに重複した膠原病(Sjogren症候群、SLEなど)

会員の方は、ログインしてご覧ください。
会員登録がまだお済みでない方は[新規登録]ボタンからご登録をお願いいたします。

新規登録 ログイン
上へ

HOME

下へ