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検査項目解説

検査名 α1-ミクログロブリン/α1-マイクログロブリン
英検査名 α1-Microglobulin
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:男性(12.5~25.5mg/L)、女性(11~19mg/L)
尿:男性(1~15.5mg/L)、女性(0.5~9.5mg/L)
測定法 ラテックス凝集免疫法
基準範囲出典 1.中野 卓 他:臨床検査機器・試薬 11(3):469-476,1988
2.高木 皇輝 他:臨床免疫 11(10):713-725,1979
3.Akerstrom B, Logdberg L, Berggard T, et al: Alpha-1-microglobulin: a yellow-brown lipocalin. Biochimica et Biophysica Acta 2000 Oct 18;1482(1-2):172-184
4.Hjorth L, Helin I, Grubb A: Age-related reference limits for urine levels of albumin, orosomucoid, immunoglobulin G and protein HC in children. Scand J Clin Lab Invest 2000 Feb;60(1):65-73
5.Yu H, Yanagisawa Y, Forbes M, et al: Alpha-1-microglobulin: an indicator protein for renal tubular function. J Clin Pathol 1983 Mar;36(3):253-259
6.今井圓裕:β2-ミクログロブリン,α1-ミクログロブリン,NAG,シスタチンC.日医会誌 136(特別2):S88-S89,2007
解説 α1-MGは肝で産生される糖蛋白で、糸球体で濾過され近位尿細管で再吸収される分子量約3万の低分子蛋白である。血中では遊離マイクログロブリンと、IgAと結合した高分子マイクログロブリンが半々の割合で存在する。血中濃度は糸球体の濾過と尿細管の再吸収で左右され、GFRを良く反映するため、尿細管機能の評価に用いられる。
高値(血清):IgA型骨髄腫、感染症、腎機能不全、急性・慢性糸球体腎炎
高値(尿):Fanconi症候群、尿細管障害、カドミウム中毒、移植腎、火傷
低値(血清):肝機能障害、肝硬変症、肝切除、劇症肝炎
低値(尿):肝機能障害、肝硬変症、肝切除、劇症肝炎

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