検査項目解説
検査名 | α-D-N-アセチルガラクトサミニルトランスフェラーゼ活性/B型転移酵素 |
英検査名 | α-D-N-Acetylgalactosaminyltransferase/B-Transferase |
検体基準範囲 | 血清:α-D-N-アセチルガラクトサミニルトランスフェラーゼ活性(1:32~1:64) |
測定法 | 糖供与体反応 |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
血液型A型物質を生成する酵素でA型転移酵素と呼ばれている。赤血球上でA型物質の発現が減弱している場合、被検血清にO型赤血球と糖供与体を反応させ、O型赤血球にA型物質が生成されれば、被検血清中にA型転移酵素が存在することが証明されたことになる。ABO亜型の同定、被検赤血球が汎凝集を示しABO型オモテ試験の判定が不能な場合の血液型確認、赤血球の抗原性の減弱による血液型判定不能の場合の確認に用いられる。 低値(血清):ABO血液型亜型、aquired B、赤血球の抗原性減弱、キメラ |