検査項目解説
| 検査名 | α-メラノサイト刺激ホルモン |
| 英検査名 | α-Melanocyte Stimulating Hormone |
| 検体基準範囲 | 血清:10pg/mL未満 |
| 測定法 | RIA2抗体法 |
| 基準範囲出典 | 1.加藤 譲:リポトロピンとメラニン細胞刺激ホルモン.日本臨床63(増8):208-210,2005 |
| 解説 |
α-メラノサイト刺激ホルモンは胎生期にのみ存在するホルモンで下垂体中葉に於いてプロオピオメラノコルチンから生成される。胎生期以後は下垂体中葉が消失するため生成されず、血中に検出されない。しかし、異所性ACTH症候群やACTH産生下垂体腫瘍では産生される場合があり、臨床的にこれ等疾患の存在を疑う場合に測定する。 高値(血清):ACTH産生下垂体腫瘍、異所性ACTH症候群 |