検査項目解説
検査名 | β-グルクロニダーゼ |
英検査名 | β-Glucuronidase/β-D-Glucuronide Glucuronohydrolase |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定する。 血清:500~1,700μmol/dL/hr |
測定法 | Tsukamoto法 |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
GUSは殆どあらゆる臓器に存在するが、特に肝、腎、内分泌臓器に多量に存在するので、これら疾患の障害時に血中活性値が上昇する。また、悪性腫瘍で細胞の代謝が亢進する場合も上昇する。臨床的には肝疾患、腎疾患や悪性腫瘍が疑われる場合に測定する。 高値(血清):I-細胞症、悪性腫瘍、急性肝炎、甲状腺機能亢進症、腎・尿路系疾患、糖尿病、妊娠 低値(血清):肝不全、甲状腺機能低下症、ムコ多糖症VII型 |