検査・診断Matrix   ご利用の前に  利用方法  検体略号  参考資料
会員
ログイン
新規
会員登録
会員登録について][登録情報
 HOME > 検査項目解説

検査項目解説

検査名 抗DNA抗体
英検査名 Anti-DNA Antibodies
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、凍結保存する。不活化検体は使用できない。血清:抗DNA抗体(6.0IU/mL以下)、抗ss-DNA抗体(IgG:25AU/mL以下、IgM:17U/mL未満)、抗ds-DNA抗体(IgG:12IU/mL以下、IgM:6U/mL未満)
測定法 抗DNA抗体:RIA硫安塩析法
抗ss-DNA抗体:ELISA
抗ds-DNA抗体:ELISA
基準範囲出典 1.鈴木 王洋 他:臨床免疫 25(8):1096-1102,1993
2.東條 毅:日本臨床 53(増):381-383,1995
3.Tran T, Pisetsky D: Chapter 115. Detection of anti-DNA antibodies. In Manual of Molecular and Clinical Laboratory Immunology. Seventh edition. Edited by B Detrick, R Hamilton, JD Folds. Washington, DC, ASM Press, 2006, pp 1027-1032
4.Kavanaugh A, Tomar R, Reveille J, et al: Guidelines for use of the antinuclear antibody test and tests for specific autoantibodies to nuclear antigens. Arch Pathol Lab Med 2000;124:71-81
5.Tan EM, Cohen AS, Fries JF, et al: The 1982 revised criteria for the classification of systemic lupus erythematosus. Arthritis Rheum 1982;25:1271-1277
6.中島敦夫ほか:抗DNA抗体.madicina 42:418-420,2005
解説 この検査の目的はSLEの診断と活動性の判定である。抗DNA抗体には1本鎖(single stranded:ss)DNAに対する抗体と2本鎖(double stranded:ds)DNAに対する抗体が含まれる。抗ss-DNA抗体は全身性エリテマトーデスに特異的で、70%程度の陽性率がある。このほか、強皮症、慢性肝炎、伝染性単核球症などで陽性になることがある。抗ss-DNA抗体はSLEの約70%で陽性になるが、強皮症や慢性肝炎、伝染性単核症などでも陽性になることがある。抗ds-DNA抗体は急性活動期の全身性エリテマトーデスに認められSLEの活動性や治療効果と相関する。
陽性(血清):Felty症候群、活動性ループス腎炎、強皮症、多発性筋炎、混合性結合組織病、膠原病、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス急性活動期、関節リウマチ、若年性関節リウマチ、伝染性単核症、慢性肝炎薬剤誘発性ループス、抗リン脂質抗体症候群、重症筋無力症

会員の方は、ログインしてご覧ください。
会員登録がまだお済みでない方は[新規登録]ボタンからご登録をお願いいたします。

新規登録 ログイン
上へ

HOME

下へ