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検査項目解説

検査名 γ-グルタミルトランスペプチダーゼ/γ-グルタミルトランスフェラーゼ
英検査名 γ-Glutamyltranspeptidase/γ-Glutamyltransferase/γ-GT/GGT
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:男性:70U/L以下、女性:30U/L以下
測定法 JSCC標準化対応法
基準範囲出典 1.日本臨床化学会酵素専門委員会:臨床化学 24(2):106-121,1995
2.堺 隆弘:日本臨床 53(増):280-283,1995
3.Tietz Textbook of Clinical Chemistry. Edited by CA Burtis, ER Ashwood. WB Saunders Company, Philadelphia, 1994
4.Pincus MR, Tierno PM, Fenelus M, Bowne WB, Bluth MH. Evaluation of liver function. In: McPherson RA, Pincus MR, eds. Henry's Clinical Diagnosis and Management by Laboratory Methods. 22nd ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2011:chap 21.
5.Pratt DS. Liver chemistry and function tests. In: Feldman M, Friedman LS, Brandt LJ, eds. Sleisenger and Fordtran's Gastrointestinal and Liver Disease: Pathophysiology/Diagnosis/Management. 10th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2016:chap 73.
6.堺 隆弘:γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γGTP).日本臨牀 62(増刊11 広範囲血液・尿化学検査,免疫学的検査 1.第6版):356-360,2004
解説 γ-GTは腎に極めて多量に存在する他、肝、膵、脾、脳、心筋、小腸にも分布している。肝のγ-GTの90%は細胞膜に結合しているため、細胞障害時や酵素誘導機序で血中に出現し、アルカリホスファターゼやロイシンアミノぺプチダーゼと同じ胆道系酵素として肝・胆道系の閉塞時の検査に用いられる。ただしこの酵素は飲酒との関連が深く、健診などで高頻度に異常値をみるので、検査に当たっては他の肝機能検査を併用する必要がある。ガンマグロブリン血症、γ-GTはアルコール性肝障害では早期に上昇し、アルコール性脂肪肝では100~300IU/L、アルコール性肝線維症・肝硬変では200~500IU/L、アルコール性肝炎では500IU/L以上になる。禁酒によって速やかに減少し、2週間で値は半減する。
高値(血清):アルコール性肝障害、肝癌、慢性肝疾患、慢性膵炎、薬剤長期投与
低値(血清):高グルタチオン血症、高グルタチオン尿症、先天性低γ-GTP血症、妊娠時の胆汁うっ滞性黄疸

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