検査項目解説
検査名 | 神経成長因子 |
英検査名 | Nerve Growth Factor |
検体基準範囲 |
血清:6.0±4.5pg/mL in healthy controls 関節液 髄液:6.29±1.14pg/mL in controls |
測定法 | |
基準範囲出典 | 資料:Effects of Disease on Clinical Laboratory Tests 4th Ed.AACC |
解説 |
NGFは特定のニューロンに働く神経栄養因子の一種である。末梢神経系では、感覚及び感覚神経節に作用しニューロンの分化・生存維持の作用を持つ。中枢神経系では前脳基底野コリン作動性ニューロンに作用し、アルツハイマー病との関連が示唆されている。 高値(血清):ウイルス感染、川崎病、関節リウマチ、若年性慢性関節炎、変形性関節症 高値(関節液):関節リウマチ、変形性関節症 高値(髄液):ウイルス性髄膜炎、細菌性髄膜炎、脳炎、多発性硬化症、脳炎後痙攣 低値(髄液):Rett症候群、West症候群 |