検査項目解説
検査名 | 塩基性線維芽細胞成長因子 |
英検査名 | Basic Fibroblast Growth Factor |
検体基準範囲 |
血清:2.9~9.5pg/mL in healthy individuals 3.78±0.59pg/mL in healthy pediatric controls 尿:2705μg/g creatinine in 54 healthy control |
測定法 | |
基準範囲出典 | 資料:Effects of Disease on Clinical Laboratory Tests 4th Ed.AACC |
解説 |
塩基性の性質を持つ繊維芽細胞の増殖因子で、大脳皮質、海馬、中脳、神経細胞、アストロサイトに発現が認められ、生理機能として神経細胞の生存維持作用や増殖促進作用が挙げられている。腫瘍細胞での産生も認められ、細胞腫瘍化、血管新生作用、幹細胞増殖作用も報告されている。 高値(血清):Duchenne型筋無力症、マラリア、胃癌、肝細胞癌、乳癌、腎細胞癌、悪性疾患、2型糖尿病、虚血性心疾患、慢性肝炎、肝硬変 高値(尿):線維異形成症 |