検査項目解説
検査名 | ドーパミン |
英検査名 | Dopamine |
検体基準範囲 |
EDTA-2Na入りのポリスピッツ管で採血し、直ちに4℃で血漿分離する。検体は速やかに測定するか、凍結保存する。 血漿:1.8~7.7pg/mL以下 |
測定法 | HPLC |
基準範囲出典 |
1.守 和子:産業医学 17-170~171 1975 2.鈴鹿 隆之:京府医大誌 95-8-1111~1122 1986 |
解説 |
DAは視床下部や脳室周囲領域にあるドパミン・ニューロンで産生され視床下部因子としてD2ドパミン受容体を介して下垂体ホルモンの分泌を著説している。特にプロラクチン放出抑制因子として強い作用を持ち、プロラクチン分泌調節の重要な因子とされている。また、視床下部内では神経伝達物質として視床下部ホルモンの分泌にも関係している。DAはまたカテコールアミンの一種で、ノルエピネフリン、エピネフリンの前駆物質でもある。 高値(血漿):皮膚悪性黒色腫、神経芽細胞腫、機能性低血糖症、統合失調症、緊張性頭痛、本態性高血圧症、喘息、十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、子癇前症、外傷 高値(髄液):うつ病 低値(血漿):Parkinson病、片頭痛 |