検査項目解説
検査名 | スペルミジン |
英検査名 | Spermidine/Spermidine,Free |
検体基準範囲 |
0.01%アジ化Na入りの尿容器に24時間蓄尿する。検体は速やかに測定するか、凍結保存する。 蓄尿:5.6~16.7nmol/mL |
測定法 | 酵素法 |
基準範囲出典 | 1.久保田俊一郎:腫瘍マーカー ポリアミンとオルニチン脱炭酸酵素.日本臨牀 63(増刊):744-747,2005 |
解説 |
スペルミジンはポリアミンの一種で細胞内に存在する。プトレスシンからスペルミジン合成酵素により生成され、細胞増殖に関与している。癌などの増殖細胞内で多量に生成されN-アセチル体として尿中に排泄される。 高値(尿):胃癌、直腸癌、肝細胞癌、乳癌、卵巣癌、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、白血病、肝硬変 |