検査項目解説
検査名 | アデノシン一リン酸/アデニル酸 |
英検査名 | Adenosine Monophosphate |
検体基準範囲 |
検体はヘパリン採血した血漿、血液を用いる。検体は速やかに測定する。 血漿:9.4±1.7nmol/L in 41 healthy adults 血液 尿 髄液 |
測定法 | |
基準範囲出典 | 資料:Effects of Disease on Clinical Laboratory Tests 4th Ed.AACC |
解説 |
アデノシン一リン酸はアデノシンのリン酸エステルであるヌクレオチドで、RNAを加水分解することで生成される。 高値(血漿):インスリン依存性糖尿病、うっ血性心不全、急性腎不全、慢性腎不全 高値(尿):悪性腫瘍、B-Cellリンパ腫、甲状腺機能亢進症、アルコール中毒、高圧電流障害 高値(髄液):てんかん 低値(血漿):アルコール依存症、薬物常用(Opium and Derivatives) 低値(尿):サルコイドーシス、うっ血性心不全、甲状腺機能低下症、うつ状態 低値(血小板):一過性脳虚血発作 低値(リンパ球):アトピー性湿疹 |