検査項目解説
検査名 | ニューロペプチドY |
英検査名 | Neuropeptide Y |
検体基準範囲 |
血清 血小板 関節液 髄液 |
測定法 | |
基準範囲出典 | 資料:Effects of Disease on Clinical Laboratory Tests 4th Ed.AACC |
解説 |
NPYは膵ポリペプチドファミリーに属し、脳や末梢神経に広く分布している。特に、視床下部には高濃度に存在している。生理作用は摂食促進、生体リズム、高次神経機能、視床下部-下垂体-副腎皮質系への関与が知られている。末梢では副腎皮質、心・消化管の血管壁に分布している。 高値(血清):敗血症、神経芽細胞腫、インスリン非依存性糖尿病、パニック障害、急性心筋梗塞、うっ血性心不全、慢性腎不全、敗血症性ショック、火傷、外傷 高値(髄液):神経性食欲不振症、てんかん、頭部外傷 高値(血小板):うつ病 高値(関節液):関節リウマチ 低値(血清):うつ病 低値(髄液):Guillain-Barre症候群、正常圧水頭症、多発性硬化症 |