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検査項目解説

検査名 アラニン
英検査名 Alanine
検体基準範囲 血漿は速やかに測定するか、凍結保存する。尿は冷暗所で酸性蓄尿し、速やかに測定するか、凍結保存する。
血漿:220~490nmol/mL
尿:190~590μmol/day
髄液:19~60nmol/mL
測定法 HPLC
基準範囲出典 1.Scriver's The Online Metabolic and Molecular Bases of Inherited Disease (OMMBID). Part 8 Amino Acids. Accessed July 6, 2016. Available at http://ommbid.mhmedical.com/book.aspx?bookid=971
2.Rinaldo P, Hahn S, Matern D: Inborn errors of amino acid, organic acid, and fatty acid metabolism. In Tietz Textbook of Clinical Chemistry and Molecular Diagnosis. Fourth edition. Edited by CA Burtis, ER Ashwood, DE Bruns. St. Louis, WB Saunders Company, 2005, pp 2207-2247
解説 Alaはパントテン酸の構成成分で、非必須アミノ酸の一種である。生体内ではピルビン酸にグルタミン酸のアミノ基が転移することで生成される。
高値(血漿):菌血症、マラリア、副腎皮質機能亢進、シトルリン血症、痛風、慢性腎不全
高値(尿):Hartnup病、Wilson病、急性白血病、シスチン症、ヒスチジン血症、慢性腎不全、鉛中毒
高値(髄液):てんかん
低値(血漿):HIV-1感染、扁平上皮癌、糖尿病、ヒスチジン血症、ハンチントン舞踏病、筋委縮性側索硬化症、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎不全

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