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検査項目解説

検査名 浸透圧ギャップ
英検査名 Osmolal Gap
検体基準範囲 検体は採取後直ちに測定するか、冷凍保存する。尿は細菌の増殖を避ける。
血清:270~295mOsm/L
血漿:280~290mOsm/L
尿:581~1,136mOsm/L
測定法 計算法
基準範囲出典 1.奥田俊洋:腎における水・ナトリウム代謝.わかりやすい腎臓の構造と機能.中外医学社,2000,pp14-26
解説 血漿浸透圧は血漿1L中の溶質の分子数で規定されるため、血中のモル数の多い物質により値が影響される。ヒトではNa、グルコース、尿素がこれにあたり、Posm=2×Na+(グルコース/18)+(UN/2.8)で求められる。すなわち、浸透圧はNa濃度のほぼ2倍と考えてよい。この値と実測値が大きく解離するのが浸透圧ギャップと呼ばれる。尿浸透圧は尿中の溶質濃度を示し、血漿と異なり浸透圧を決定する主成分は尿素、クレアチニン、尿酸などの代謝老廃物である。
高値(尿):Ehlers-Danlos症候群、Fabry病、Lowe症候群、Marfan症候群、Wilson病、ビタミンD抵抗性、多発性骨髄腫、自己免疫性甲状腺炎、副甲状腺機能亢進症、ビタミンD欠乏症、シスチン症、チロシン血症、糖原病I型、ガラクトース血症、遺伝性フルクトース不耐症、クリオグロブリン血症、特発性高カルシウム血症、アミロイドーシス、鎌形赤血球症、高ガンマグロブリン血症、異染性脳白質変性症、結節性多発動脈炎、腎静脈血栓症、線維化肺炎、慢性活動性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、バルカン腎症、慢性腎盂腎炎、シェーグレン症候群、髄質嚢胞腎、ビタミンD中毒

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