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検査項目解説

検査名 EBV-EA-DR抗体/EBウイルス抗EA-DR IgG/抗EBA-EA-DR抗体
英検査名 Epstein Barr Virus-Early Antibody/Anti-Epstein Barr Virus-Early Antibody/Diffuse Type and Restricted Type Antibody
検体基準範囲 検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:陰性(10倍未満)
測定法 FA
基準範囲出典 1.日沼 頼夫 他:臨床病理 特35:179-189,1978
2.水野 文雄:日本臨床 48(増):272-276,1990
3.Fields BN, Knipe DM: Epstein-Barr virus. In Fields Virology. Fourth edition. Edited by BN Fields, DM Knipe, PM Howley. Philadelphia, Lippincott Williams and Wilkins, 2001
4.Lennette ET: Epstein-Barr virus. In Manual of Clinical Microbiology. Sixth edition. Edited by PR Murray, EJ Baron, MA Pfaller, et al. Washington, DC, ASM Press, 1995, pp 905-910
解説 EBウイルス抗原のうち、早期抗原に対する抗体で、IgGとIgAの2種が測定出来る。臨床的にはEBV感染症とEBV関連の腫瘍を疑う場合に測定する。抗VCA・IgG抗体は急性期に上昇し、回復後も終生持続する。抗VCA・IgA抗体はEBウイルス関連の上咽頭癌に特徴的で、早期発見、治療効果、再発の指標となる。抗EADR抗体はウイルスの増殖の程度とよく相関し、初感染の急性期および回復期、持続感染、再活性化の時期に出現する。抗EBNA抗体の出現は過去の感染から回復したことを示す。
高値(抗EA-DR IgG抗体):Burkittリンパ腫、伝染性単核球症、慢性活動性EBV感染症、上咽頭癌
高値(抗EA-DR IgA抗体):上咽頭癌、慢性活動性EBV感染症

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