検査項目解説
| 検査名 | 膠質浸透圧 | 
| 英検査名 | Colloid Osmotic Pressure/Oncotic Pressure | 
| 検体基準範囲 | 
ヘパリン加又はEDTA-2K加採血をする。検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存する。凍結は不可。 血漿:1.3~1.7mOm/L  | 
| 測定法 | |
| 基準範囲出典 | 資料:Effects of Disease on Clinical Laboratory Tests 4th Ed.AACC | 
| 解説 | 
血漿蛋白質は分子量が大きく、毛細血管壁を通過できないため、毛細血管壁は溶質である血漿蛋白質に対し半透膜として作用する。この作用によって毛細血管内の血液中の水分と組織内の水分との間に圧力差が生じ、これにより血液と組織間の水分の平衡状態は保持されている。低蛋白血症では膠質浸透圧が低下するため、組織に水分がたまり浮腫を生じる。 低下(血漿):ネフローゼ症候、子癇前症  |