検査項目解説
検査名 | ENA抗体/抗ENA抗体 |
英検査名 | Extractable Nuclear Antigen Antibody/Anti-Extractable Nuclear Antigen Antibody |
検体基準範囲 |
血清分離後直ちに測定するか、冷蔵保存する。 血清:RNase感受性:80倍未満、RNase抵抗性:80倍未満 |
測定法 | PA |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
抗ENA抗体は可溶性自己抗原に対する自己抗体の一つで、混合性結合組織病(MCTD)できわめて高い陽性率を示す。ENA感作血球をRNA分解酵素で処理後、PHA反応を行うと反応する血清と反応しない血清がみられる。前者をRNase抵抗性抗ENA抗体、後者をRnase感受性抗ENA抗体と呼び、MCTD患者では高力価のRnase感受性抗RNase抗体がみられる。 高値(血清):混合性結合組織病、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎、膠原病重複症候群 |