検査項目解説
検査名 | ガラクトース負荷 |
英検査名 | Galactose Tolerance |
検体基準範囲 |
全血の除蛋白液を検体とする。速やかに測定するか、冷蔵保存する。 血液:17 min以下 |
測定法 | |
基準範囲出典 | 資料:Effects of Disease on Clinical Laboratory Tests 4th Ed.AACC |
解説 |
主として肝で代謝されるガラクトースの血中クリアランスを測定し、肝の予備能を調べる検査で、静注法と径口法がある。静注法:30%ガラクトース液を体重1kg当たり0.35g静注し、10分ごとに6回採血しガラクトースの血中消失曲線から半減する時間を求める。経口法:ガラクトース40gを経口投与し、90分と120分後の血中濃度から半減時間を求める。 増加(血液):Celiac病、Syndrome X、Whipple's Disease、膵良性腫瘍、甲状腺機能低下症、副甲状腺機能低下症、下垂体前庭機能低下症、萎縮性筋強直症、吸収不良 減少(血液):Klinfelter症候群、Von Gierke病、Wilson病、敗血症、サシチョウバエ熱、ウイルス性肝炎、膵癌、褐色細胞腫、甲状腺機能亢進症、糖尿病、先端巨大症、副腎皮質機能亢進症、多嚢胞性卵巣症候群、高リポ蛋白血症、ヘモクロマトーシス、嚢胞性線維症、重症型サラセミア、アルコール依存症、側索性筋萎縮症、運動ニュウロン疾患、多発性硬化症、急性心筋梗塞、虚血性心疾患、消化性潰瘍、ダンピング症候群、肝壊死、肝硬変、肝不全、慢性膵炎、急性腎不全、慢性腎不全、子癇、関節リウマチ |