検査項目解説
検査名 | グアニジノコハク酸 |
英検査名 | Guanidinosuccinic Acid |
検体基準範囲 | 血漿:1μmol/L以上、蓄尿:7.6~30μmol/day |
測定法 | HPLC、酵素法 |
基準範囲出典 | 1.大石尚文:低分子窒素化合物関係 グアニジノ化合物誘導体.日本臨牀 62(増刊):606-608,2004 |
解説 |
グアニジドコハク酸は尿毒症性毒素の一種で腎機能不全状態で出現する様々な尿毒症症状の原因物質である。本来尿中に排泄される代謝産物で血中濃度は尿毒症の症状と相関する。尿素、クレアチニン、メチルグアニジン、フェノール類、各種蛋白代謝産物、細菌代謝産物なども尿毒症毒素である。 高値(血清):てんかん、高アルギニン血症、重症肝不全、腎不全、尿毒症、糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎、腎硬化症 低値(血清):肝硬変 低値(尿):肝硬変 |