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検査項目解説

検査名 抗GM1 IgG抗体
英検査名 Anti-GM1 IgG Antibody
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、凍結保存する。
血清:施設により異なる
測定法 ELISA
基準範囲出典 1.Taylor BV, Gross L, Windebank AJ: The sensitivity and specificity of anti-GM1 antibody testing. Neurology 1996;47:951-955
2.Vernino S,Wolfe GI: Antibody testing in peripheral neuropathies. Neurol Clin 2007;25:29-46
3.Kaida K, Ariga T, Yu RK: Antiganglioside antibodies and their pathophysiological effects on Guillain-Barre syndrome and related disorders-a review. Glycobiology 2009;19:67
4.海田賢一,楠 進:末梢神経疾患の発生機序・臨床所見,AIDP,AMAN.Clinical Neuroscience 25:764-766,2007
解説 この検査の目的はGuillain-Barre症候群の補助診断である。抗GM 1 IgG抗体はガングリオシドに対する抗体で、Guillain-Barre症候群に特異的な抗体とされる。ギラン・バレー症候群の発症には、ウイルスや細菌の先行感染があり、菌体上のGM1ガングリオシド様リポ多糖に対する自己抗体(抗GM1IgG抗体)が産生され、この抗体が自己の末梢神経上のGM1ガングリオシドと交差反応して末梢神経障害を発症する。Guillain-Barre症候群は脱髄型と軸索型に分けられるが、抗GM 1 IgG抗体は軸索型優位である。臨床的にはGuillain-Barre症候群の診断、経過観察や治療効果判定に用いる。
陽性(血清):Guillain-Barre症候群、運動ニューロン疾患、急性散在製脳脊髄炎、多巣性運動ニューロパチー、慢性炎症性多発ニューロパチー

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