検査項目解説
検査名 | 抗GQ1b IgG抗体 |
英検査名 | Anti-GQ1b IgG Antibody |
検体基準範囲 |
血清分離後速やかに測定するか、凍結保存する。 血清:施設により異なる |
測定法 | ELISA |
基準範囲出典 | 1.楠 進:糖鎖抗体と神経機能障害─フィッシャー症候群.蛋白質核酸酵素(増刊) 49:2485-2490,2004 |
解説 |
この検査の目的はFisher症候群と関連疾患の補助診断である。抗GQ 1b IgG抗体はGuillain-Barre症候群の亜型であるFisher症候群で高頻度に検出される特異抗体で、90%以上の症例で陽性になる。臨床的には感染先行後、急性の眼球麻痺および失調をきたす病態を観察したら、Fisher症候群を疑い測定する。 陽性(血清):Bickerstaff型脳幹脳炎、Fisher症候群、眼球運動麻痺や失調をきたすGuillain-Barre症候群 |