検査項目解説
検査名 | マクロファージ |
英検査名 | Macrophage/Macrophages |
検体基準範囲 |
気管支肺胞洗浄液:91.0±1.0% in 19 healthy controls 喀痰:36.0±4.4% in healthy controls |
測定法 | |
基準範囲出典 | 資料:Effects of Disease on Clinical Laboratory Tests 4th Ed.AACC |
解説 |
マクロファージは強い貪食能を持つ大型の単核細胞で、組織中に分布しているが、炎症時には血液中の単球が組織に移行しマクロファージになる。侵入した微生物の処理やインターロイキン、インターフェロン、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子、一酸化窒素(NO)など様々な生理活性物質を産生・分泌し炎症反応に深く関与している。血液中の単球はマクロファージの前駆細胞と考えられている。 増加(気管支肺胞洗浄液):サルコイドーシス、肺癌、良性肺疾患、脂肪塞栓症 減少(気管支肺胞洗浄液):特発性肺線維症、慢性好酸球性肺炎 減少(喀痰):喘息 |