検査項目解説
検査名 | 18-OH-11-デオキシコルチコステロン |
英検査名 | 18-Hydroxy-11-Deoxycorticosterone |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定するか、凍結保存する。 血清:0.01~0.07ng/mL |
測定法 | RIA硫安法 |
基準範囲出典 | 検査項辞苑,大塚製薬 |
解説 |
18-OH-11-DOCは鉱質ステロイドの中間代謝産物である11-DOCの副産物で、主として副腎束状層で生成され弱い電解質作用があり、ACTHとレニン・アンジオテンシン系の支配を受けている。臨床的にはACTH依存性であるためACTHに関連する疾患で血清濃度が変動する。 高値(血清):17α-水酸化酵素欠損症、21-水酸化酵素欠損症、Cushing症候群、DOC産生腫瘍、異所性ACTH産生腫瘍、原発性アルドステロン症、低レニン性本態性高血圧症、副腎癌 低値(血清):11β-水酸化酵素欠損症、ACTH単独欠損症、急性副腎不全、汎下垂体機能低下症、副腎機能低下症 |