検査項目解説
検査名 | インスリン抵抗性指数 |
英検査名 | HOMA-R/Homeostasis Model Assessment Ratio |
検体基準範囲 | HOMA-R:1.6以下 |
測定法 | 空腹時血糖と空腹時インスリンを測定し計算で求める。 |
基準範囲出典 | |
解説 |
糖尿病の主な原因は、膵から分泌されるインスリンの不足である。インスリンが不足すると血中のグルコース濃度は低下しにくくなリ、血中のインスリン濃度に見合ったインスリン作用が得られなくなる。このような状態をインスリン抵抗性と呼ぶ。1985年Matthewsらは定常状態のグルコースとインスリンの濃度は、この二つの因子の相互作用で決まるとした。HOMA-Rはこの二つの因子の恒常的な濃度の変化を予測する指数である。算定は早朝空腹時の血糖値とインスリン値から、次の計算式で求める。HOMA-R=空腹時血糖値(mg/dL)×空腹時インスリン値(μU/mL)/405 高値:インスリン抵抗性あり |