検査項目解説
検査名 | リドカイン |
英検査名 | Lidocaine |
検体基準範囲 |
検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存する。 静注の場合は投与後2時間、点滴静注の場合は投与後6~12時間で採血した血清 有効治療濃度:1.2~5.0μg/mL 副作用発現濃度:5.5μg/mL以上で中毒症状発現、7.0μg/mL以上でQT延長などを引き起こす |
測定法 | EIA |
基準範囲出典 | |
解説 | リドカインは局所麻酔薬、抗不整脈薬の一つで、Naチャンネル遮断、活動電位持続時間短縮作用を持つ薬剤である。肝で代謝されるが、代謝速度が速く静注後10~20分で消失する。期外収縮、発作性頻脈、心筋梗塞及び手術及び麻酔に伴う不整脈の予防に用いられる。投与の際には肝機能検査、心電図、血圧測定を行う。心電図と血圧は投与期間中は頻回に測定する。 |