検査項目解説
検査名 | フェニトイン |
英検査名 | Phenytoin |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。 経口投与:定常状態における服薬直前(トラフ値)に採血した血清、血漿、静注:投与後2~4時間に採血した血清、血漿 有効治療濃度:10.0~20.0μg/mL 副作用発現濃度:20.0μg/mL以上 |
測定法 | 限外ろ過EIA |
基準範囲出典 | |
解説 | PHTはてんかん重積状態、脳外科手術または頭部外傷時のてんかん発作などの治療に用いる。肝で95%以上代謝され、グルクロン酸抱合を受けて尿中に排泄される。投与期間中はStevens-Johnson症候群、SLE様症状、血液障害、肝機能障害、間質性肺炎、横紋筋融解症、腎機能障害、悪性症候群などの重大な副作用の発症を予知する目的で、定期的な検査を行うことが望ましい。 |