検査項目解説
検査名 | HCV-コア抗体/C22-3抗体/HCV関連コア抗体/抗HCV-コア抗体 |
英検査名 | Hepatitis C Virus Core Antibody/Anti-Hepatitis C Virus Core Antibody |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定するか、凍結保存する。 血清:陰性(1.0COI未満) |
測定法 | ルミパルス |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
HCV-コア抗体はHCV感染後3~6ヶ月後に陽性になるが、これとコア領域の抗体を組み合わせた測定系は、感染後1~2ヶ月後に陽性化する。抗体価が10単位以上ならHCV-RNAは確実に存在し抗体価が陰性ならHCV-RNAも陰性である。臨床的にはHCV感染の間接的把握、感染既往の有無、インターフェロン療法の効果判定、抗ウイルス剤の治療効果判定、予後の推定、肝機能異常者のスクリーニング、輸血前検査、針刺し事故等の対応などに用いる。 陽性(血清):C型肝炎、C型急性肝炎治癒直後、インターフェロン治療の著効後 |