検査項目解説
検査名 | キニジン |
英検査名 | Quinidine |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定するか、凍結保存する。 効果確認のためには次回服薬直前(トラフ値)、副作用確認のためには投与後1~2時間後に採血した血清、血漿 有効治療濃度:2.0~5.0μg/mL 副作用発現濃度:6.0μg/mL |
測定法 | EIA |
基準範囲出典 |
1.木村 英樹 他:日本臨床検査自動化学会会誌 33(5):860-864,2008 2.久保 博昭:日本臨床 53(増):998-1001,1995 |
解説 | キニジンはNaチャンネル遮断、活動電位持続時間延長作用により期外収縮と発作性頻脈、新鮮心房細動、電気ショック療法との併用、急性心筋梗塞における心室性不整脈の予防に有効な薬剤である。投与期間中はSLE様症状、無顆粒球症、白血球減少、再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少性紫斑病などの重大な副作用の発症を予知するため、定期的な検査が望ましい。 |