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検査項目解説

検査名 アンモニウムイオン
英検査名 Ammonium Ions
検体基準範囲 採尿後直ちに測定する。
尿
測定法 イオン交換樹脂法、酵素法、電極法
基準範囲出典 資料:Effects of Disease on Clinical Laboratory Tests 4th Ed.AACC
解説 体外へ排泄されるH⁺の約55%は、尿細管細胞でグルタミンとαアミノ酸より形成されるアンモニアと結合してNH4⁺(アンモニウムイオン)として排泄され、残りの約45%はHPO4²⁻と結合しH2PO4⁻として排泄される。この機序によりアンモニウムイオンは腎に於ける酸塩基平衡に関与している。
高値(尿):Ehlers-Danlos症候群、Fabry病、Lowe症候群、Marfan症候群、Wilson病、ビタミンD抵抗性、ビタミンD欠乏症、ビタミンD中毒、多発性骨髄腫、自己免疫性甲状腺炎、副甲状腺機能亢進症、シスチン症、チロジン血症、糖原病Ⅰ型、ガラクトース血症、遺伝性フルクトース不耐症、クリオグロブリン血症、特発性高Ca血症、アミロイドーシス、炭酸脱水素酵素Ⅱ型欠損症、鎌形赤血球症、高ガンマグロブリン血症、異染性白質ジストロフィー、多発動脈円、腎静脈血栓症、線維化肺炎、慢性活動性肝硬変、原発性胆汁性肝硬変、バルカン腎症、遠位尿細管アシドーシス、慢性腎盂腎炎、尿路閉塞、シェーグレン症候群、髄質嚢胞腎、移植腎拒絶反応
低値(尿):21-水酸化酵素欠損症、Addison病、塩喪失性腎炎、家族性メチルオキシダゼ欠損症、偽性低アルドステロン症、後天性副腎不全、腎移植、デスモラーゼ欠損症、糖尿病性腎症、尿細管間質性疾患、閉塞性腎症、ループス腎炎

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