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検査項目解説

検査名 抗ヒストンダイマーDNA抗体/抗ヒストン抗体(H2A-H2B)DNA複合抗体
英検査名 Anti-Histone Dimer DNA Antibodies/Anti-Histone Antibodies
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、凍結保存する。
血清:陰性(1.0Units未満)、弱陽性(1.0~1.5Units)、陽性(1.6~2.5Units)、強陽性(2.6Units以上)
測定法 EIA
基準範囲出典 1.Burlingame RW et al:The Journal of Clinical Investigation 88:680-690,1991
解説 ヒストンは全ての有核細胞に存在するが、抗ヒストン抗体は細胞 核から緩衝液で抽出されない不溶性の抗原に対する抗核抗体で、全身性エリテマトーデス患者血清中より見出され、その後薬剤誘発性ループス患者で高率に検出されることがわかった。臨床的にはヒドラジンやプロカインアミドなどの服用歴があり、膠原病様の症状を呈する患者に用いられる。陽性率は薬剤誘発性ループス80~100%、全身性エリテマトーデス30~80%であるが、慢性関節リウマチ、強皮症、混合性結合組織病でも陽性となる。SLEが疑われるが抗ヒストン抗体が陰性の場合は抗Sm抗体、抗ds-DNA抗体などの自己抗体検査を行う。
陽性(血清):関節リウマチ、強皮症、混合性結合組織病、全身性エリテマトーデス、薬剤誘発性ループス、薬剤(ヒドララジン、プロカインアミド)

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