検査項目解説
検査名 | 抗MDA-5抗体/抗CADM 140抗体 |
英検査名 | Anti Melanoma Differentiation Associated Gene 5 Antibody |
検体基準範囲 |
検体は直ちに測定するか、冷蔵保存する。 血清:(-):32未満 |
測定法 | EIA |
基準範囲出典 |
1.中嶋 蘭 他:Jpn.J.Immunol 36(2):71-76,2013 2.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
この抗体は、以前は抗CADM140抗体と呼ばれていたが、後に対応抗原がMDA-5であることが判り抗MDA-5抗体または抗CADM-140/抗MDA-5抗体と呼ばれるようになった。この抗体は皮疹のみが明らかで、筋症状を欠く無筋症性皮膚筋炎(CADM)患者の10~20%に陽性となるが、抗MDA-5抗体陽性のCADM患者は高率(50~70%)に急性間質性肺炎を併発することが明らかになった。この検査は皮膚筋炎の補助診断、特にCADMに合併する急性間質性肺炎の早期診断と発症マーカーとして有用である。 高値(血清):多発性筋炎/皮膚筋炎 |