検査項目解説
検査名 | ALK融合タンパク/肺癌ALKタンパク |
英検査名 | ALK Fusion Protein |
検体基準範囲 |
摘出した非小細胞肺癌組織の未スライドを検体とする。 非小細胞肺癌組織:陰性 |
測定法 | 免疫組織化学染色(IHC)法 |
基準範囲出典 |
1.竹内 賢吾 他:臨床検査 57(3):271-276,2013 2.Seto T et al:Lancet Oncol 14(7):590-598,2013 |
解説 |
非小細胞肺癌患者の2~5%はALK融合遺伝子を発現し、ALK陽性とされている。ALK融合遺伝子を持つ細胞はALKのキナーゼ活性が上昇し、細胞が腫瘍化するとされているため、治療としてキナーゼ活性を阻害するアレクチニブが用いられる。この検査は肺癌組織中のALK融合タンパク発現の有無を染色で観察しアレクチニブの投与適応の判断に用いる。 陽性(肺癌組織):非小細胞肺癌 |