検査項目解説
検査名 | 単純ヘルペスウイルス抗原 |
英検査名 | Herpes Simplex Virus Antigen |
検体基準範囲 |
検体は採取後速やかに測定する。 水疱内容:陰性 咽頭ぬぐい液:陰性 |
測定法 | シェル・バイアル法 |
基準範囲出典 |
1.Gleaves CA et al:Journal of Clinical Microbiology 21(1):29-32,1985 2.中村 良子:日本臨床 57(S3):256-259,1999 |
解説 |
従来、性器のHSV感染症検査は蛍光抗体法(FA法)とウイルス分離同定法が用いられているが、FA法は感度が20~30%と低く、ウイルス分離同定法は感度60%、特異度100%と高いが結果を得るまで2~7日を要するなど日常の臨床の場では使用が限定される。これに対し本法は検体中のウイルスを免疫クロマト法で15分程度で検出でき、感度58%、特異度96%とウイルス分離同定法とほぼ同じことから、日常臨床では有用とされる。 陽性(性器の水疱、潰瘍又はびらんの浸出液):HSV感染 |