検査項目解説
検査名 | レプトスピラ抗体/抗レプトスピラ抗体 |
英検査名 | Leptospira Antibody/Anti-Leptospira Antibody |
検体基準範囲 |
混濁血清は検査できないので、食後3~4時間後の血清を採取し、速やかに測定するか、冷蔵保存する。 血清:ペア血清で抗体上昇が4倍未満 |
測定法 | MAT |
基準範囲出典 |
1.CDC: Leptospriosis. Accessed 12/30/16. Available at: www.cdc.gov/leptospirosis/ 2.Costa F, Hagan JE, Calcagno J, et al: Global Morbidity and Mortality of Leptospirosis: A Systemic Review. PLoS Negl Trop Dis 2015 Sept;9(9) doi: 10.1371/journal.pntd.0003898 3.Package Insert: ImmunoDot Leptospira IgM, GenBio, San Diego, CA; Version 04. 4.小泉信夫:レプトスピラ症.国立感染症研究所学友会(編);感染症の事典.朝倉書店,2004,pp267-268 |
解説 |
レプトスピラ症を発症するレプトスピラは主としてネズミの尿を介して皮膚感染し、悪寒・戦慄から出血・黄疸・髄膜炎まで多彩な症状を呈する。レプトスピラ症はWeil病、秋疫A・B・Cレプトスピラ、カニコーラレプトスピラの5種あるが、Weil病以外は軽症である。この抗体検査は5種の抗体をセットで測定出来る。臨床的には畜産業者、調理師、水田などでの農作業従事者、下水処理業者などが急性の発熱、筋肉痛、出血、黄疸などを訴えた場合に検査を行う。 陽性(血清):レプトスピラ症 |