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検査項目解説

検査名 抗核抗体
英検査名 Antinuclear Antibodies/Antinuclear Factor/Fluorescent Antinuclear Antibody/ANA
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:40倍未満
胸水
測定法 FA
基準範囲出典 1.東條 毅:臨床検査 30(7):687-692,1986
2.高野 慎 他:臨床検査 30(7):711-718,1968
3.Kavanaugh A, Tomar R, Reveille J, et al: Guidelines for use of the antinuclear antibody test and tests for specific autoantibodies to nuclear antigens. Pathol Lab Med 2000;124:71-81
4.Homburger HA, Cahen YD, Griffiths J, Jacob GL: Detection of antinuclear antibodies: comparative evaluation of enzyme immunoassay and indirect immunofluorescence methods. Arch Pathol Lab Med 1998;122:993-999
5.Alberto von Muhlen C, Nakamura RM. In: McPherson RA, Pincus MR, eds. Henry's Clinical Diagnosis and Management by Laboratory Methods. 22nd ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2011:chap 51.
解説 この検査は膠原病やその類縁疾患が疑われた場合、これら疾患の経過観察に用いられる。ANAは膠原病やその類縁疾患で出現する自己抗体で、抗ヒストン抗体、抗DNA抗体、抗ENA抗体、抗RNA抗体、抗セントロメア抗体など種々の抗体が含まれる。個々の抗体は細胞核の蛍光染色パターンで分類する。この検査はあくまでもスクリーニング検査であり、陽性になった場合は疾患特異的な抗体検査を選択し定量測定する。臨床的には膠原病やその類縁疾患のスクリーニングや経過観察に用いられる。
陽性(血清):CREST症候群、原発性胆汁性肝硬変、アルコール性肝硬変、シェーグレン症候群、自己免疫性肝炎、慢性活動性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、全身性エリテマトーデス、全身性硬化症、混合性結合組織病、重複症候群、多発性筋炎/皮膚筋炎、全身性強皮症、関節リウマチ、重症筋無力症、多発動脈炎、慢性腎不全、薬剤誘発性ループス
高値(胸水):うっ血性心不全、全身性エリテマトーデス

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