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検査項目解説

検査名 抗Scl-70抗体/抗DNAトポイソメラーゼI抗体
英検査名 Anti-Scl-70 Antibodies/Anti-DNA Topoisomerase I
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:ELISA(10.0U/mL以下)、オクタロニー法(陰性)
測定法 ELISA、オクタロニー法
基準範囲出典 1.金井 正光 他:臨床検査法提要 第30版 (金原出版) 937-975,1993
2.鏑木 淳一 他:免疫と疾患 7(6):749-753,1984
3.Homburger H, Larsen S: Detection of specific antibodies. In Clinical Immunology: Principles and Practice. First edition. Edited by R Rich, T Fleisher, B Schwartz, et al. St. Louis, Mosby-Year Book, Inc, 1996, pp 2096-2109
4.White B: Systemic sclerosis. In Clinical Immunology Principles and Practice. Second edition. Edited by R Rich, T Fleisher, W Shearer, et al. St. Louis, Mosby-Year Book, 2001, pp 64.1-64.10
解説 抗Scl-70抗体は強皮症の標識抗体で、強皮症の約15~30%、強皮症重複症候群の約20%に認められるが、他の疾患では検出されない。陽性者は強皮症の中でも線維化病変が強いことが知られており、病型により反応が異なることが示唆される。強皮症を疑いこの抗体が検出されない症例は、抗セントロメア抗体、抗U1-RNP抗体、抗U3-RNP抗体、抗Th/To抗体などの検査を行う。
陽性(血清):強皮症、強皮症-重複症候群、進行性全身性硬化症

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