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検査項目解説

検査名 抗SS-B/La抗体
英検査名 Anti-Sjogren Syndrome B Antibodies/Anti-La Antibodies
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:ELISA(10.0U/mL以下)、オクタロニー法(陰性)
測定法 ELISA、オクタロニー法
基準範囲出典 1.金井 正光 他:臨床検査法提要 第30版 (金原出版) 973-975,1993
2.秋月 正史 他:日本臨床 53(増):390-393,1995
3.Homburger H, Larsen S: Detection of specific antibodies. In Clinical Immunology: Principles and Practice. First edition. Edited by R Rich, T Fleisher, B Schwartz, et al. St. Louis, Mosby-Year Book, 1996, pp 2096-2109
4.Kotzin B, West S: Systemic lupus erythematosus. In Clinical Immunology Principles and Practice. Second edition. Edited by R Rich, T Fleisher, W Shearer, et al. St. Louis, Mosby-Year Book, 2001, pp 60.1-60.24
解説 抗SS-B/La抗体は通常、抗SS-A/Ro抗体と同時に検出され、この抗体のみが検出されることは稀である。抗SS-A/Ro抗体に比べ、陽性率は低いが各種膠原病で検出され乾燥症状との関連性は抗SS-A/Ro抗体よりは強いとされる。また、本抗体陽性例では高γ-グロブリン血症、リウマチ因子陽性、皮疹などが高率に認められる。臨床的にはシェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス、重複症候群で高い陽性率を示す。
陽性(血清):関節リウマチ、結節性動脈周囲炎、強皮症、シェーグレン症候群、重複症候群、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎/皮膚筋炎、亜急性皮膚ループス

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