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検査項目解説

検査名 抗横紋筋抗体/抗骨格筋抗体
英検査名 Anti-Skeletal Muscle Antibody/Automuscle Antibody Factor
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、凍結保存する。
血清:陰性(20倍未満)
測定法 IFA
基準範囲出典 1.Cikes N, Momoi MY, Williams CL, et al: Striational autoantibodies: quantitative detection by enzyme immunoassay in myasthenia gravis, thymoma, and recipients of D-penicillamine or allogeneic bone marrow. Mayo Clin Proc 1988 May;63(5):474-481
2.Lennon VA: Serological profile of myasthenia gravis and distinction from the Lambert-Eaton myasthenic syndrome. Neurology 1997;48(Suppl 5):S23-S27
3.Vernino S, Lennon VA: Muscle and neuronal autoantibody markers of thymoma: neurological correlations. Ann NY Acad Sci 2003 Sep;998:359-361
4.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008
5.森本真司ほか:抗アセチルコリン受容体抗体.中井利昭(編);検査値のみかた.中外医学社,2006,pp522-524
解説 この検査は重症筋無力症を疑うとき、特に胸腺腫合併の有無を検索するときに行う。AMFは横紋筋(骨格筋)に対する自己抗体で抗アセチルコリン抗体と共に重症筋無力症の診断に用いられる。重症筋無力症は抗アセチルコリン受容体抗体が産生され、結果として運動ニューロンから骨格筋への刺激伝導系が障害され発症する疾患で、臨床的にはアセチルコリン受容体抗体の測定が行なわれるが、骨格筋構成成分全体に対する抗横紋筋抗体の測定も併用される。ただし、重症筋無力症における本抗体の陽性率は30%程度であるが、胸腺腫合併症例では90%以上の高い陽性率を示す。
高値(血清):Addison病、重症筋無力症、多発性筋炎、関節リウマチ、進行性筋ジストロフィー症、全身性エリテマトーデス、橋本病、悪性貧血、シェーグレン症候群、膠原病

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