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検査項目解説

検査名 抗平滑筋抗体
英検査名 Anti-Smooth Muscle Antibodies
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:陰性(40倍未満)
測定法 FA
基準範囲出典 1.山内 進:臨床免疫 7(7):825-830,1975
2.青塚 新一:日本臨床 48(増):596-598,1990
3.Czaja AJ, Homburger HA: Autoantibodies in liver disease. Gastroenterology 2001;120:239-249
4.Czaja AJ. Autoimmune hepatitis. In: Feldman M, Friedman LS, Brandt LJ, eds. Sleisenger & Fordtran's Gastrointestinal and Liver Disease. 9th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2010:chap 88.
解説 ASMAは筋蛋白成分の一つであるアクチンに対する自己抗体で臓器特異性はない。臨床的には自己免疫の関与が疑われる慢性活動性肝炎などで抗体価が高値を示す。抗平滑筋抗体 は慢性活動性肝炎、ルポイド肝炎の80~85%、原発性胆汁性肝硬変の40%程度に高力価で検出される。またルポイド肝炎とSLEとの鑑別診断でも重要な因子とされている。
陽性(血清):アルコール性肝障害、ウイルス性肝疾患、慢性C型肝炎、肝硬変、原発性胆汁性肝硬変、自己免疫性肝炎、自己免疫性胆管炎、慢性疲労症候群

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