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検査項目解説

検査名 抗ss-DNA抗体
英検査名 Anti-ss DNA Antibodies
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:IgG(25AU/mL以下)、IgM(17U/mL以下)
測定法 ELISA
基準範囲出典 1.陣内 記代 他:日本臨床検査自動化学会会誌 26(6):747-753,2001
2.山下雅樹 他:医学と薬学 58(5):763-767,2007
3.横張 龍一:医学と薬学 22(8):1514-1520,1971
4.中島敦夫ほか:抗DNA抗体.madicina 42:418-420,2005
解説 抗ss-DNA抗体測定は活動期SLEで、ときに抗ds-DNA抗体が陰性である時期にも陽性になることがあるので、SLEを疑う患者で、SLEの疾患標識抗体である抗ds-DNA抗体が陰性の患者に行う。抗DNA抗体のうち1本鎖(single stranded)のssDNAに対する抗体で、全身性エリテマトーデスに特異的で、活動期、非活動期にかかわらず約70%程度の陽性率がある。このほか、強皮症、慢性肝炎、伝染性単核球症などで陽性になることがある。
陽性(血清):Felty症候群、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、シェーグレン症候群、活動型ループス腎炎、全身性強皮症、自己免疫性肝炎、慢性活動性肝炎、伝染性単核症、関節リウマチ、若年性関節リウマチ

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