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検査項目解説

検査名 1,5-アンヒドロ-D-グルシトール/1,5-アンヒドログルシトール/1-デオキシグルコース
英検査名 1,5-Anhydroglucitol/1-Deoxyglucose/1,5-AG
検体基準範囲 血清:血清分離後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
髄液:検体採取後速やかに測定する。
男性(14.9~44.7μg/mL)、女性(12.4~28.8μg/mL)
測定法 酵素法
基準範囲出典 1.遠藤 輝夫 他:医療と検査機器・試薬 26(1):45~50,2003
2.川合 厚生:日本臨床 47(増):439~442,1989
3.山内 俊一:山内俊一:1,5-アンヒドロ-D-グルシトール.日本臨床 66(増刊4):274-278,2008
4.Akanuma Y, Ogawa K, Yamanouchi T, Mashiko S, Oka Y, Kosaka K, Akanuma H (1981). “Decreased plasma 1,5-anhydroglucitol in diabetic patients”. Diabetes 30 (Suppl. 1): 124A.
5.Yamanouchi T, er al. (1996). “Clinical usefulness of serum 1,5-anhydroglucitol in monitoring glycemic control.”. The Lancet 347 (9014): 1514–
解説 1,5-AGは糸球体で濾過され尿細管で99.9%再吸収されるポリオールで、食物からの供給量と尿中排泄量はほぼ均衡している。尿中に構造の似たグルコースが存在すると再吸収が競合阻害され、血中1,5-AG量は尿糖の増減を敏感に反映する。このため、加重平均血糖値を反映するHbA1cやグリコアルブミンと異なり、日々の血糖値の変動をとらえ増減するためHbA1cやグリコアルブミンよりも短期間の血糖変動の指標となる。この性質を血糖変動のモニターとして利用した検査で、臨床的にはコントロール良好な糖尿病の血糖変動のモニター、食後血糖値の改善状態の把握、糖尿病治療開始・変更時の指標として用いられる。1,5-AG濃度(A:μg/mL)と1日尿糖排泄量(G:g/day)の間には、A×G=16の関係が成立している。
高値(髄液):多発性硬化症
低値(血清):胃切除後、肝硬変、高血糖、腎性糖尿、長期高カロリー輸液、
糖尿病、妊娠後期、慢性腎不全

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