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検査項目解説

検査名 3-メトキシ-4-ヒドロキシフェニルグリコール
英検査名 3-Methoxy-4-Hydroxyphenylglycol/MHPG
検体基準範囲 血液検体はEDTA-2Na加試験管で採血する。検体は速やかに測定するか、凍結保存する。
血漿:3.2~5.9ng/mL
髄液:4~43ng/mL
蓄尿:0.2~1.8mg/day
測定法 HPLC
基準範囲出典 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008
解説 MHPGはノルアドレナリンとアドレナリンの代謝産物の一つで、その60%は中枢神経で産生され中枢神経系の活動の指標となる。ただし、MHPGはカテコールアミンが産生される褐色細胞腫や神経芽細胞腫でも増加するので、中枢神経におけるアドレナリン作動神経活動の評価の際にはこれら腫瘍の存在の有無を確認する。臨床的には精神神経疾患に対するノルアドレナリンの関与が疑われる場合に測定する。
高値(血漿):Huntington症候群、神経性食欲不振症、躁うつ病の躁状態、統合失調症
高値(髄液):躁病
低値(血漿):Alzheimer病、躁うつ病のうつ状態、慢性疲労症候群
低値(髄液):神経性食欲不振症

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