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検査項目解説

検査名 抗スルファチド抗体/スルファチド自己抗体
英検査名 Anti-Sulfatide Antibodies/Antissulfatide Antibodies
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、凍結保存する。
血清:IgG(20000titer未満)、IgM(20000titer未満)
測定法 ELISA
基準範囲出典 1.橋本 直明 他:日本臨床 68(増6):717-720,2010
2.Andreoli et al. (2007) Cecil Essentials of Medicine. 7th ed. Sauders Elsevier. (ISBN-13: 978-1-4160-2933-5)
3.Latov, N. (2007) Peripheral Neuropathy: When the Numbness, Weakness and Pain Won't Stop. AAN press. (ISBN-13: 978-1-932603-59-0)
4.Pestronk, A, et al. (1991) Neurology 41: 357-62, (PMID: 1706491)
5.Lopate, G, et al. (1997) J Neurol Neurosurg Psychiatry 62: 581-5. (PMID: 9219742)
6.van den Berg, LH, et al. (1993) J Neurol Neurosurg Psychiatry 56: 1164-8. (PMID: 8229027)
7.Lopate, G, et al. (2005) Neurology 64: 1632-4. (PMID: 15883332)
解説 神経系の糖抗原は糖蛋白や糖脂質として存在しているが、これらの糖抗原に対する抗スルファチド抗体が生じると、ニューロパシーや運動ニューロン疾患を発症すると考えられている。スルファチドは神経組織、灰白質や白質中に分布するが、特に、中枢と末梢のミエリン中に多量に存在する。臨床的には知覚障害優位型のニューロパシーがみられ、スルファチド自己抗体の存在が疑われる場合に測定する。
陽性(血清):知覚障害優位の特発性軸索ニューロパシー

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