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検査項目解説

検査名 水痘・帯状疱疹ウイルス抗体/VZV抗体/抗水痘・帯状疱疹ウイルス抗体
英検査名 Varicella-Zoster Antibody/Varicella Zoster Antibodies/Anti-Varicella Zoster Virus IgG Antibodies
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:EIA捕捉法(IgM 0.80抗体指数未満 陰性)、EIA固相法(IgG 2.0EIA価未満 陰性)、CF(4倍未満)、IAHA(2倍未満)
測定法 EIA、CF、IAHA
基準範囲出典 1.吉田 晃 他:臨床とウイルス 13(4):490-496,1985
2.高山 道子:日本臨床 53(増):255-257,1995
3.Yankowitz J, Grose C: Congenital infections. In Essentials of Diagnostic Virology. Edited by GA Storch. Churchill Livingstone, New York, 2000, pp 187-201
4.Gnann JW, Whitley RJ: Herpes Zoster. N Engl J Med 2002;347:340-346
5.Cvjetkovic D, Jovanovic J, Hrnjakovic-Cvjetkovic I, et al: Reactivation of herpes zoster infection by varicella-zoster virus. Med Pregl 1999;52(3):125-128
6.米山彰子:水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)抗原・抗体.臨床医 28(増刊):1197-1198,2002
解説 水痘・帯状疱疹ウイルスは初感染では水痘の、再活性化では帯状疱疹の原因ウイルスである。小児期に感染したウイルスは生涯にわたり神経節に存在し、免疫力の低下などにより再活性化して帯状疱疹を発症する。現在、数種の測定法があるがそれぞれに特徴があるので、目的に応じた選択が必要である。補体結合反応:CF抗体:発疹1週後に陽性となり、3週間前後に最高値に達し、1年後には検出できなくなる。単純ヘルペスウイルスとの交差反応を示すので注意する。EIA:発疹1週間以内にIgM抗体が出現し、2週位に最高値となり2ヶ月後には低値になる。IgG抗体は1週後から上昇し始め、2~4週後に最高値になり長期間抗体価が維持される。この検査はVZV感染症が初感染または再活性化であるか、既感染状態であるかの判定に用いる。また、ワクチン接種後の効果判定にも使われる。
高値(血清):VZV髄膜炎、VZV不顕性感染、水痘、帯状疱疹

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