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検査項目解説

検査名 アポリポ蛋白C-III
英検査名 Apolipoprotein C-III
検体基準範囲 早朝空腹時採血した血清を検体とする。検体は速やかに測定するか、短期は冷蔵保存、長期は-20℃で保存する。
血清:男性(5.8~10.0mg/dL)、女性(5.4~9.0mg/dL)
測定法 免疫比濁法
基準範囲出典 1.岡崎 伸次 他:日本臨床検査自動化学会会誌 12(4):334,1987
2.古賀 俊逸:日本臨床 53(増):654-657,1995
3.酒井尚彦:アポリポ蛋白の種類とその機能.日本臨牀 65(増刊):18-25,2007
解説 アポリポ蛋白C-IIIは超低比重リポ蛋白(VLDL)に含まれるが、高比重リポ蛋白(HDL)中にも認められる。肝で合成されリポ蛋白の組織への取り込み、抑制に関与している。臨床的にはApo C-IIやApo Eと共にトリグリセリド代謝異常の際に測定される。
高値(血清):高脂血症(I型、IIb型、III型、IV型、V型)、原発性胆汁性肝硬変、ネフローゼ症候群、閉塞性黄疸、糖尿病、腎移植
低値(血清):アポA1/C3/A4欠損症、アポA1/C3欠損症、冠動脈疾患、肝硬変

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