検査項目解説
検査名 | 異型リンパ球 |
英検査名 | Atypical Lymphocytes |
検体基準範囲 |
EDTA加採血直後に速やかに塗抹、乾燥、染色を行う。スライドガラスは室温保存。 血液:陰性 |
測定法 | 鏡検法 |
基準範囲出典 | 1.臨床検査データブック 医学書院 |
解説 |
異型リンパ球は伝染性単核球症や風疹などで出現する異常リンパ球の総称で、正常でも見られることがあるが、0.5%を超えない。形態学的には大リンパ球様、単球様、形質細胞様、核小体を持つ幼若型の4種に分けられ、病期により型が変化する特徴がある。抗原刺激を受けて幼若化したリンパ球が末梢血中に遊出してきたものと考えられている。 陽性:EBウイルス感染症、HIV感染、伝染性単核球症、サイトメガロウイルス感染症、ウイルス性脳炎、皮膚リンパ腫、風疹、ウイルス性肺炎、慢性リンパ性白血病、アレルギー疾患、結核、自己免疫疾患、慢性疲労症候群 |