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検査項目解説

検査名 ベンスジョーンズ蛋白
英検査名 Bence-Jones Protein
検体基準範囲 採尿後直ちに測定するか、冷蔵保存する。血清は分離後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:陰性
尿:陰性
測定法 免疫固定法
基準範囲出典 1.大谷 英樹 他:日常検査法シリ-ズ11 免疫電気泳動 2版 8-26,1977
2.山岸 安子 他:検査と技術 18(5):461-465,1990
3.Kyle RA, Katzmann JA, Lust JA, Dispenzieri A: Clinical indications and applications of electrophoresis and immunofixation. In Manual of Clinical Laboratory Immunology. Sixth edition. Edited by NR Rose, et al. Washington, DC, ASM Press, 2002, pp 66-67
4.Chernecky CC, Berger BJ. Protein electrophoresis – urine. In: Chernecky CC, Berger BJ, eds. Laboratory Tests and Diagnostic Procedures. 6th ed. Philadelphia, PA: Elsevier; 2013:920-923.
5.Riley RS, McPherson RA. Basic examination of urine. In: McPherson RA, Pincus MR, eds. Henry's Clinical Diagnosis and Management by Laboratory Methods. 23rd ed. Philadelphia, PA: Elsevier; 2017:chap 28.
6.河野幹彦ほか:Bence Jones 蛋白.medicina 42:150-151,2005
解説 この検査は骨髄腫やアミロイドーシスが疑われる症例に行う。ベンスジョーンズ蛋白は単クローン性に産生された免疫グロブリンのL鎖で、56℃付近で白濁凝固するが90~95℃で再溶解する性質がある。分子量が小さいため殆どが尿中に排泄され、腎障害がない限り血中の増加は見られない。尿蛋白試験紙は主としてアルブミンと反応するためベンスジョーンズ蛋白の検出には使えない。熱凝固法によりこの蛋白の存在を疑えば、免疫電気泳動で確認する。臨床的には多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、Amyloidosis、単クローン性免疫グロブリン血症などで測定する。
陽性(血清):Amyloidosis、多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、慢性リンパ性白血病、リンパ増殖性疾患
陽性(尿):Amyloidosis、多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、骨悪性腫瘍、非ホジキンリンパ腫、真性多血症

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