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検査項目解説

検査名 直接ビリルビン/抱合型ビリルビン
英検査名 Direct Bilirubin/Bilirubin,Direct
検体基準範囲 空腹時に採血し、血清は遮光して速やかに測定するか、遮光冷蔵保存する。溶血検体は不可。
血清:0.4mg/dL以下
測定法 化学酸化法
基準範囲出典 1.徳田 邦明 他:臨床化学 22(2):116-122,1993
2.Tietz Textbook of Clinical Chemistry. Edited by CA Burtis, ER Ashwood. Philadelphia, PA, WB Saunders Company, 1994
3.Scharschmidt BF, Blanckaert N, Farina FA, et al: Measurement of serum bilirubin and its mono- and diconjugates: Applications to patients with hepatobiliary disease. Gut 1982;23:643-649
4.American Academy of Pediatrics Provisional Committee on Quality Improvement and Subcommittee on Hyperbilirubinemia. Practice parameter: Management of hyperbilirubinemia in the healthy term newborn. Pediatrics 1994;94:558-565
5.上硲俊法:ビリルビンならびに胆汁酸代謝Overview.医学のあゆみ別冊 消化器疾患 Ver3.医歯薬出版,2006,pp6-9
解説 D-Bilは間接ビリルビンが肝でグルクロン酸抱合を受けたもので、黄疸が認められたと時に、原因がグルクロン酸抱合前か抱合後かを知るために測定する。臨床的には総ビリルビンを測定し、高値ならD-Bilを測定し総ビリルビンとの差を求め間接ビリルビンを算出する。D-Bilが高値の場合はグルクロン酸抱合後、胆道に排泄される迄の経路の障害を示唆する。すなわち、肝細胞内での輸送障害、毛細胆管への排泄障害、胆道系の通過障害などを考える。また、肝炎、肝硬変などの肝細胞障害でも高値になる他、体質性黄疸のうちDubin-Johnson症候群とRotor症候群でも高値となる。
高値(血清):Alagille症候群、Dubin-Johnson症候群、Hemochromatosis、Rotor症候群、Wilson病、アルコール性肝炎、肝硬変、肝癌、肝膿瘍、急性肝炎、急性妊娠性脂肪肝、急性肝内胆汁うっ滞、劇症肝炎、原発性硬化性胆管炎、自己免疫性肝炎、新生児肝炎、先天性胆道閉鎖症、閉塞性黄疸、慢性肝炎、薬物性肝障害、良性反復性肝内胆汁うっ滞、レプトスピラ症

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